あるママからの質問です。
「私は生理前になると人が変わったように子供を叱ってしまうことがあります。叱り過ぎて言葉の虐待とさえ思います。もちろん、自分をコントロールさせないと!とは思ってますが、財前さんは、こんな時どう、接してるのでしょうか?育脳的には、どうフォローしたら良いのでしょうか?」
(2歳半男児のママ)
人間誰しも感情の動物ですから、気持ちの浮き沈みがあります。
特に女性はバイオリズム的にドンヨリする日がありますね。
わかります。
わたしも、感情のおもむくままに子どもに接していましたから(反省)
このママのご質問に、答えになるかわかりませんが、
私の(現時点でも)
試行錯誤の方法を綴ってみたいと思います。
(またまた長文です(笑)お時間のある時にどうぞ!)
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ポイント①
まず感情のおもむくままに
叱る→怒るになった場合
子どもの脳がどうなるか。を知ることが重要です。

簡単に説明します。
母からの
過剰な叱りは、
生きたい本能の中の
「自分を守りたい本能」を過剰に作用させ、
聞き流す習慣が生まれ、
チャレンジできない脳、
興味や関心を持てない脳をつくりあげることに繋がります。
上記のことを知ると、「コントロールできなくてしかたないよね~」で終わらせるわけにはいきません。
子どもの脳へのデメリットを知ったからです。
それを
カバーする為に
「フォローが必要である」
ということが
育脳で学んだことです。
以上のことを押さえておきましょう。
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ただ。上記のことを押さえ、
育脳を心掛けている今でも、
気持ちが落ち込んで、子どもに
叱りすぎ&
八つ当たり
をしそうになる時。あります(断言)
育脳を軸に私なりの
改善策・工夫フォロー方法を
このママが元気になることを願い綴ってみたいと思います

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まず
子どもに「できない宣言」をする。です。
自分の弱さをみせる。ということです。
例① 「ママさ、今日ね、気持ちが落ち込んで何もできんと・・・。夕飯の準備もできないくらいきついと・・ごめんね!今日のごはんは素うどんね・・・」みたいな・・・(笑)
例② 「ママさ、今日、身体がきつくて、悲しいことばを吐くかも・・その時はゴメンね。」と。
すると、少し自分の気持ちに整理がついて、
感情のコントロールがつく様な気がします。
2歳のお子さんに、伝わるかな・・?と思うでしょうが、
目を見て、
心を伝えてみてください。
1度ではなく、何度もです。
必ず
伝えあうことができると思います

それを
信じることです。
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叱りすぎる・・エスカレートする・・・ヤバイ!時。
①その場を離れる(環境を変える)
※脳科学的な視点からの方法論です。
統一した環境。
一貫した状況から逃れることで、
気持ちが変わる
脳のクセです。
↓
②誰にも迷惑をかけず、気持ちを整理する。
子どもにぶつけることなく、克服する方法?!(笑いながらどうぞ・・)
例① トイレにカギを掛けて叫ぶ(・・財前さん・・大丈夫?)
例② 布団にもぐって叫ぶ(また・・叫ぶ財前さん・・)
例③ ぬいぐるみにパンチする(恐い・・財前・・(笑))
例④ クッションを思いっきり投げる(・・程々に・・)
「あ~スッキリした!」ということで、フォローに移ります(笑)
ことの大きさによっては、
翌日のフォローになることもしばしばです(笑)
↓
③フォローする
・仲間になる方法
「例:お母さんも、小さい頃同じようなことあったよ。でもね~」と目線を合わせて過去の事例などを挙げて仲間になる。
・叱りすぎた場合は・・
「ちょっと声が大きかったね。びっくりした?ごめんね。」と
改善すべきことは素直に謝る。
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フォローとは・・・
子どもの目線に立って大切に思っていることを伝えることです。
常に
抱きしめて、
大好きだと。
大切だと。
表現することだと思います。
パパや、同居のご両親がフォロー役をしてくれるのが理想です。
私を含め、核家族で、フォロー役がいないママ。
すぐにできなくても、夜寝る時。1日ごしでも。
「必ず。フォローを絶対にする」と決めることだと思います。
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経営の神様 松下幸之助が経営者が集まる講演会で言いました。
「ダム経営をしましょう。」
(※ダム経営とは・・・利益を極力プールして、余裕のある経営のこと)
だれもが失笑して・・・ある経営者が質問しました。
「ダム経営をできないからこの講演会に来たんだ!どうやったらできるのかを教えてくれ!」と・・半ば怒りの声にもとれました。
その時に松下幸之助はこういいました。
「まず自分が、ダム経営をしよう。そう。心に誓うことです。そして自分で考えることです」と。
すべて同じです。
自分ができる最善の方法を考え、
やってみる→失敗→改善の
繰返しです。
何よりもその前に、
誓うことだと思います。
脳のしくみをしった以上。
「私は、絶対に叱ったあとにフォローする」と
誓うことが重要だと思います。
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完璧な人はいません。
子どもは、完璧なお母さんを求めているのではありません。
元気なお母さんを求めています。
自分の心に栄養が足りていない・・と思ったら、
自分が好きなこと。元気になれそうなことを、
周りの人に協力を仰いでぜひ
リセットしましょう。
心身共に元気でいる自分を
観察できるもう1人の自分を、
自分の中につくるのも
1つの手かもしれません。
私も日々挑戦しています。
いい方法があったら、ぜひ教えてください

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